地方自治体職員の給料が高いんだと

日経新聞 2009.6.14(日)朝刊一面の記事によると、全国の自治体の一割で、職員の平均年収が 700 万円を超えているそうだ。記事曰く「民間の給与水準が低い地域を中心に、公務員の厚待遇への批判が強まりそうだ。」
また、厚生労働省がまとめた統計調査によると、民間事業所における年収の全国平均は 486 万円で、これを下回る自治体は 15 市町村だけだという。

どうも釈然としない。

公務員の給料が高いのは良くない、という勝手な前提で、批判される可能性があるとすれば、そのような批判は筋違いではないだろうか。
おそらく大半の公務員の方々は、真面目に一所懸命仕事をしておられると思う。一所懸命働いて沢山給料をもらう事のどこが悪いのか?そりゃ一部には大して働いていないのに沢山給料をもらっている人や、不正行為で私腹を肥やしているような奴もいるかもしれないが、そういうのは民間企業にだって、いくらでもいると思う。
そもそも、自分より収入の高い人を捕まえて、おまえは貰い過ぎだと批判するならば、自分の収入を上げることを先に考えろと言いたい。足の引っ張り合いをしたところで、何の解決にもならないではないか。

そういう二つの意味で、この記事には釈然としない。