戦い抜く責任と義務

日経新聞 2009.3.20 朝刊スポーツ面コラム『サッカー人として』 (三浦知良選手)


「サポーターには一喜一憂する権利が当然ある。(中略)サポーターには権利が、選手には責任がある。負けようとも勝とうとも、ずっと戦っていく責任と、それを全うする義務。選手としてのこの責任と義務を僕は果たしたい。」


ベテランの重い言葉。何度も読み返す。「サポーター」を「お客様」に、「選手」を「自分」に置き換えてみる。
さらに言葉は続く。


「コツコツ積み重ね、続けていることを信じ、繰り返す。何をしたらいいかと問われれば、それしかないんだよ。(中略)自分たちで乗り越えていくしかない。物事、悪い時はそうじゃないですか。誰も助けてくれない。でも、そうした状態を覆せるのもまた、自分たち。毎日はその準備のためにある。日々の練習がそのためにあるんだ。」


四半世紀もの間、日々の練習をコツコツ積み重ね、プロとして生きている人がいる。
自分はまだまだ甘いと思う。